uwotechのセットアップでは必要な設定項目を最初にまとめて入力・設定できるようになっています。基本は画面の指示に従ってひとつずつ入力作業を進めていただければ問題なく完了できるようになっているかと思います。ひとつひとつ入力・確認しながら進めてみて頂けると幸いです。
魚種 | 飼育している魚種 |
---|---|
種苗元 | 種苗元の候補先 |
給餌方法 | 給餌方法と栄養剤の有無 |
※魚種別 | |
魚病 | 罹患しやすい魚病 |
※魚種別 | |
症状 | |
発生しやすい症状 | |
※魚種別 | |
魚病対策 | 投薬・消毒・ワクチン |
※魚種別 | |
経年月 | 魚齢が繰り上がる月の指定 |
※魚種別 | |
漁場名 | 魚を養殖する漁場の名称 |
漁場構成 | 漁場の行数・列数の指定 |
※漁場別 | |
点検 | |
※開発中 | 養殖設備の点検項目 |
運用開始日 | 養殖管理を始める日 |
各画面でのセットアップ内容について詳細に解説します。
漁場問わず、飼育している魚種はすべて選択します。現在飼育している魚種を選択すれば基本的にはOKですが、過去データに現在飼育していない魚種が存在する場合や将来新たな魚種を池入する計画がすでに決まっている場合はそれらの魚種も含めておくようにしてください。
次に種苗元を登録します。天然種苗の場合は漁場、人工種苗の場合は孵化場や種苗会社の候補先を設定しましょう。天然種苗のみや人工種苗のみの方は該当する箇所の種苗元のところだけ設定しておいていただければ問題ありません。
左が正式名称、右が略称となっています。略称は3文字以内で設定するようにしてください。
種苗元の情報を後から追加・修正することはもちろんできますが、ある程度入れておかないとこの後の池入記録のステップで手が止まることになってしまいます。思い出せるものはこのタイミングで一気に入れてしまいましょう。
魚種ごとに給餌方法として考えられるものをすべて選択してください。
生餌 | サバ・イワシなど |
---|---|
MP | 生餌と配合飼料や栄養剤を船上や工場で混ぜたもの。モイストペレット。 |
配合飼料 | DPやEPなどの固形飼料。MPに使うマッシュも配合飼料の括り。 |
モイストペレット(MP)で給餌をしている方は生餌・MP・配合飼料のすべてにチェックを入れておいてください。
なお2024年4月時点では複数の投与物をまとめて給餌パターンを組成するMPの機能開発は未完了となっております。今後開発する予定はありますが、現状は開発が追い付いていないため、生餌と配合飼料の投与記録をそれぞれ付けていただく運用となります。
栄養剤の有無を選んでください。パソコンで設定されている方は特に少し分かりづらいかもしれませんが、画面の右端にON/OFFを切り替えられるボタンがあります。栄養剤を使う魚種はONにしておいてください。画面の例ではブリは栄養剤「あり」、マダイは栄養剤「なし」となっています。
なお、uwotechでは栄養剤と医薬品を別のカテゴリとして切り分けています。栄養剤はビタミンやミネラル、アスタキサンチンなどの補給・添加を目的としているものが登録されるのが一般的な運用となっています。
続いて魚病を登録します。「+追加」を押すと魚病の候補を追加できるようになっています。養殖している地域や魚種によって罹患しやすい魚病には差があるため、生産者様ごとに登録いただく運用とさせていただいております。
名称については正式名称に合わせていただく方が良いかとは思いますが、社内の通称・呼称・略称などがあり全員で認識が揃えられるのであれば適切に略して頂いて構いません。
例)α溶血性レンサ球菌症→αレンサ、エピテリオシスチス病→エピテなど
魚種ごとに発生しやすい症状を登録してください。「+追加」を押すと症状の候補を追加できるようになっています。
魚種ごとによく発生する症状(曲がり・スレなど)を予め登録しておくと斃死や廃棄の発生状況を数タップだけで簡単に記録できるようになります。