廃棄数や原因を把握することで、魚の健康状態や生産性を詳細に分析しやすくなるというのがメリットです。斃死数だけでは本当に死んだのか、人為的・意図的に魚を処分したのかの違いがわかりません。廃棄数の過去データを参照することで、ワクチン接種時の廃棄率や出荷時のロスも把握しやすくなります。また魚病に罹患した魚を斃死前に処分すれば、病気の蔓延による斃死リスクを低減させることもできますし、無駄エサのカットにも繋がります。廃棄数を記録することで、魚病発生のリスクを未然に予防できているかをデータ上で検知しやすくなるということですね。
記録できる内容は「斃死」と同様です。どんな魚病や症状があったのか、リストから選択して簡単に記録いただけます。写真のアップロードも可能です。
他方、斃死数と廃棄数は、生産指標の計算(増肉係数や日間給餌率など)や原価計算の上は同じ扱いとなります。そのため記録を斃死と廃棄でわざわざ分けなくても、**数値分析の結果としては同じものを得ることができます。したがって必ずしも全員が記録を付けないといけないほどのものではありません。メリットはありますが、記録は任意です。社内の運用としてシンプルな運用をしたいということでしたら、「廃棄」の機能は無理に使う必要はありません。**廃棄機能の利用有無は、設定で変更できます。
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