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生簀の統合とは?

赤潮などの災害で大量死が起こったり、出荷が進んできたりすると各生簀内で飼育される尾数が減り、生産効率が下がる場面が出てきます。その際によく現場で行われるのが生簀間の統合です。

uwotechでは統合機能を活用することで簡単に生簀間の統合ができるようになっています。通常はこの統合機能を活用いただくことで、直感的に統合の記録を付けていただくことが可能です。漁場間で統合することもできるようになっています。

統合をしても、池入時からの給餌量や生産コスト、斃死数などのデータが繋がるようになっており、種苗ごとに在池尾数や原価が把握できるようになっているのがuwotechの大きな特徴です。

ロット管理>統合

ロット管理>統合

<aside> 💁🏻‍♂️ 操作方法

  1. 右上の三本線のアイコンをタップ
  2. ロット管理のグループにある「統合」をタップ
  3. 統合日時を選択
  4. 統合元の生簀を選択
  5. 統合先の生簀を選択
  6. 統合前の尾数と平均体重のフォームを入力
  7. 「次へ」をタップ
  8. 確認画面を確認し、問題なければ「確定」をタップ </aside>

記録は絶対に後回しにしない

飼育記録がひとつでもつくと生簀構成は変更できない

ウオテックでは生簀構成を変更してもロットが繋がった状態でデータを管理しているため、ここの漁場図の運用はかなり厳密な設計をしています。

たとえば、4/20に200kgの給餌記録がついているのに、4/7にその生簀を統合しようとすると、この給餌記録の取り扱いをどうすればいいかがわからなくなります。

システム側ではそのいずれかなのかを判別することはできません。斃死記録や魚病記録についても同様です。そのため、何らかの飼育記録を1つでもつけてしまうと、それよりも過去の日付ではその生簀は生簀構成の変更ができなくなるという非常に強い制約をuwotechは採用しています。

尾数や平均体重が分からなくても統合の記録はすぐ付ける

そこで、uwotechの運用上、最も重要なルールが登場します。それは「統合による生簀構成の変更は絶対に後回しにしない」というルールです。過去のデータをすべて削除して生簀構成を変更するのは相当な手間と時間を要します。尾数や平均体重は後からでも編集できますので、その日の生簀構成が最新でない状況になっていたら、まずは生簀構成(漁場図)を必ず最新化してから記録するようにしましょう。

<aside> ⚠️ 最新でない漁場図のまま運用し続けたことで支障がでてきた場合や生産者様では過去にさかのぼって漁場図を書き換えるのが難しくなってしまった場合は、**有償対応(10万円~)**となります。

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魚群・網・生簀枠は完全に別管理

uwotechでは安全かつ効率的に養殖データを管理するため、魚群、網、生簀枠のそれぞれを完全に独立した管理対象として設計しています。これらの要素は同一の座標上に配置することが可能であり、それぞれが独自の管理体系を持っています。

ここで説明している「統合」機能は、あくまでも魚群の管理を目的として実装されています。魚群を統合した場合でも、**その座標に存在する網や生簀枠の位置や内容には一切影響を与えません。**これは各要素の独立性を保つための重要な設計上の特徴となっています。

網や生簀枠の位置や内容を変更する場合は、それぞれの要素に対して個別の操作が必要となります。統合だけではなく、網や生簀枠の管理機能を一緒にご活用いただくことで、魚群だけでなく網や生簀枠についても状態を正確に把握し、適切な管理を行うことができます。網や生簀枠の内容に変更がある場合は、その設定も一緒に行うようにしましょう。

回収・網替え

異なる種苗が混ざる統合に注意

どんなときに種苗が混ざるのか