池入の入力作業は簡単・シンプルにできます

種苗管理の重要性が理解できたところで実際に池入の記録をつけてみましょう。

<aside> 💁🏻‍♂️ 操作方法

  1. 右上の三本線のアイコンをタップ
  2. ロット管理のグループにある「池入」をタップ
  3. 画面右上の「新規」をタップ
  4. 画面の指示に従ってフォームに 情報を入力
  5. 「次へ」をタップ
  6. 問題なければ「確定」をタップ。 修正事項があれば「修正」をタップし、4へ </aside>

操作手順だけでいうとシンプルで、画面を見ながら入力頂ければ池入の記録は付けられるようになっているかと思います。入力頂くのは以下のようなデータです。

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種苗

日時 池入した日時を選択します。
仕入先 魚の仕入先を選択します。仕入先が候補にない場合は先に「設定>仕入先」で仕入先を追加するようにしてください
魚種 当歳魚の池入であれば魚種を選べばOKです。中間魚で池入する際は「中間魚で池入する」にチェックをいれて、魚齢を選択してください。
※将来的には「魚種+魚齢」の選択肢から選ぶような形に修正する予定です。
種苗元 天然の場合は種苗がとれた漁場の地域名、人工の場合は種苗会社の名称を選択します。選択肢の候補に種苗元がない場合は先に「設定>種苗元」で種苗元を追加するようにしてください。
種苗名 種苗を管理するための名称です。自動で付番されますが、自由に変更ができます。池入時期や種苗元がわかるようにしておきましょう。
※旧名称:種苗ラベル
備考 仕入先が複数に分かれる場合や追加で池入をした場合などに活用してください。

仕入先や種苗元は先に登録しておこう

セットアップ作業時にスキップしてしまった場合や入力が漏れていた場合は右上の三本線のアイコンをタップし、「設定」から仕入先や種苗元を先に登録してから池入の作業を進めるようにしましょう。池入記録のデータ入力を途中まで進めても、仕入先や種苗元が選択肢になければ入力が完了できないため、結局最初からやり直さなくてはならなくなってしまい、二度手間になります。

魚齢の設定ミスに注意しよう

通常は当歳魚だけの池入しかしない現場でも初回設定時は2年生や3年生の中間種苗を便宜上池入する処理を行う必要があります。このとき魚齢を間違えて登録してしまうと、どの生簀に当歳魚、2歳魚がいるのかなどが魚齢で区別できなくなってしまいます。いま池入しようとしている魚がどの魚齢にあたるのか確認して池入するようにしてください。

種苗名は分析に最適な粒度で設定しよう

種苗名は認識・識別しやすさも大事ですが、何よりも重要なのは、分析するときに役に立つかです。たとえば池入日が数日しか違わないだけの種苗は分析上も管理上も同じ種苗として管理すべきです。

仕入先の違いも基本的には種苗の生産性や採算性に影響を与えることはないはずです。仕入先によって違いが出るのは人工種苗の生産会社が違っていたり、天然種苗の漁場が違っていたり、池入時期が違っていたりするからですよね。

また本来は同一であるはずの種苗を別々に登録してしまうと、その後2~3年にわたりその負債を負い続けることになります。種苗ごとに在池数や原価を計算してもその後手元でデータを個別に集計する運用をし続けないといけなくなるからです。生産性や採算性をどういうまとまりで管理するのが最も合理的なのかを考えた上で種苗を池入することが重要です。

月次推移 種苗別の分析ができる

月次推移 種苗別の分析ができる

池入(群別)

| 池入先 | 池入先の生簀を選択します。同一種苗を複数の生簀の入れている場合は、平均尾叉長の下にある「+群を追加する」をタップして池入先の生簀を追加で選択してください。 ※後から編集できません!! | | --- | --- | | 添付込の尾数 | 管理上に使う尾数のため、添付込の尾数を使います。正確に分からない場合は仮の値で入力しておいてください。後から編集・修正することもできます。 | | 合計金額 | 運賃込の金額を入れてください。正確に分からない場合は仮の値で入力しておいてください。後から編集・修正することもできます。 | | 平均体重 | 正確に分からない場合は仮の値で入力しておいてください。後から編集・修正することもできます。 | | 平均尾叉長 | 入力は任意です。肥満度や伸長を管理したい方のみ入力頂ければと思います。後から編集・修正することもできます。 |

同じ種苗の池入先の生簀が他にも存在していませんか?

池入で最も多いミスは「他にも池入先の生簀が存在していたのに、登録がもれていた」です。たとえば4万尾の稚魚をA-1に2万尾、A-2に2万尾池入したのに、A-1しか登録していなかった、というようなケースがこのミスに該当します。

このミスの何が問題かというと種苗そのものが変わってしまうことです。池入は養殖のデータ管理の起点となる重要なイベントです。ここで管理する種苗も決まります。そしてその運用は2~3年間続くことになります。フォーム上は種苗名が変わるだけですが、これは小さなようなとても大きな差です。他にも池入先の生簀が存在する場合は平均尾叉長の下にある「+群を追加するをタップして池入先の生簀を追加で選択するようにしてください。

税込・税抜はどちらで運用するのか基準を決めておきましょう

uwotechでは**税率の計算は対応しておりません。**投与物の設定と同様ですが、uwotechを税込で運用するのか税抜で運用するのかは、池入を行っていくタイミングで決めておいて社内で運用を統一するようにしていただくのがオススメです。

分からない数値は仮でOK。後から編集できます

池入の記録を付けるタイミングで尾数や金額、平均体重の情報が出揃っていないというケースもあると思います。初回セットアップ時に複数の生簀で登録を一気に進めることを優先し、尾数や金額などの情報は後追いで確認したいというようなケースもあるでしょう。そういった場合は、正確な数値が分からないと思いますので、仮の値で入力しておいていただければと思います。以下の手順で後から編集・修正することができますので、分かり次第更新いただければと思います。

<aside> 💁🏻‍♂️ 操作方法

  1. 右上の三本線のアイコンをタップ
  2. ロット管理のグループにある「変遷」をタップ
  3. 該当する池入記録をタップ
  4. 画面右上の鉛筆アイコンをタップ
  5. 修正したい内容を選択し、修正
  6. 「確定」をタップ </aside>