養殖では、理論上の在池尾数と実際の在池尾数に差が生じることがよくあります。この差は、実際に出荷作業を行ったり、分養・統合の作業をしたり、ワクチンを接種したりするタイミングで明らかになります。こういったケースが発生したときにお使いいただくのが「尾数調整」の機能です。理論在池尾数を実在池尾数に強制的に書き換え、必要な調整数の記録を行うということです。
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超過数・不足数・調整数
以下のような定義になっています。
不明尾数や超過尾数を正確に把握することで、元々の在池尾数がどれだけだったのかを遡って特定することが可能になります。また、この調整結果に基づいて各種指標も自動で再計算されます。その結果、現実により即した形で、各種指標の計算結果を得ることもできるようになります。
手順は簡単です。生簀選択までは投入・斃死・消毒と同様です。生簀を選択したら、尾数調整のカードが選んでください。「尾数調整」カードでは以下の内容を入力することができます。
在池尾数 | その日の最終的な実在池尾数 |
---|---|
備考 | 要因や背景など |
尾数確定後に斃死や出荷等が発生している場合は、実在池尾数をカウントした数ではなく、それらのイベントで発生した減少分を加味した最終的な確定尾数を計算して入力するようにお願いします。超過数や不足数の計算過程は在池尾数の入力欄の下に表示されますので、こちらも認識に相違がないかをお確かめください。
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