最後にご紹介するのが、APIを利用したデータ連携方法です。事前に設定を行っておくことで、**魚体重カメラで測定したデータを自動的にシステムに取り込むことができます。**これにより、手作業でのデータ変換やアップロードの手間を大幅に削減できます。
APIは「Application Programming Interface」の略で、異なるシステム同士がデータをやり取りするための共通の約束事です。たとえば、スマートフォンの天気アプリが気象データを取得できるのも、APIを介してデータをやり取りしているからです。ウオテックでは、このAPIを活用して魚体重カメラのデータを自動的に取り込むことができます。まるで二つのシステムが会話をするように、スムーズにデータが連携されます。
システム連携に必要なのは「APIキー」と呼ばれる特別な認証情報です。これは、システム同士が安全にデータをやり取りするための、いわば合言葉のようなものです。この設定を一度行えば、その後は簡単にデータを連携できます。
API連携でも、CSV取込と同様の分析機能をご利用いただけます(基本統計量の算出、度数分布グラフの表示、成長分布の可視化、各種指標の計算・グラフ化など)が、CSV取込と比べて、作業効率が向上するという点が最大のメリットです。CSVファイルのダウンロード、加工、アップロードという手順が不要になり、**ボタン一つで必要なデータを簡単に取り込むことができます。**効率的な養殖管理を可能にするため、定期的な計量データの記録に、ぜひAPI連携機能をご活用ください。
※APIキーの発行方法は各社によって異なります。
連携設定が完了すると、両システム間でデータの紐付けが行えるようになります。データを紐づけるためには、日付や生簀の情報を元にデータを同期する必要があります。
そのため、手動入力・CSV取込と同じ画面で、API連携を選んだら、連携先名、日付を入力します。さらに連携中の外部サービスで使っている設定項目とuwotechの生簀情報が一致するように各項目を選択します。「データ取得」をタップすると魚体重カメラに蓄積されたデータを、ボタン一つでウオテックのシステムに取り込むことができます。
※データを紐づけるための設定項目は各社によって異なります。
<< 前に戻る
次に進む >>